EQUIPMENT

設備紹介

見て、測って、記録する。
診断と治療の精度を支える設備。

歯科用CTで骨や神経の位置を立体的に確認し、マイクロスコープで拡大して処置を行います。保険診療でも、必要な場面ではこれらの設備を使って診療します。

相談・予約について
OVERVIEW

診療の流れと設備の役割

それぞれの設備は、診断から治療、その後の確認までの流れの中で使い分けています。

診断›治療計画›処置›記録・説明
診断歯科用CT

骨・神経・歯の位置関係を3Dで確認

計画サージカルガイド

インプラントの位置をPC上で計画し、手術に反映

処置マイクロスコープ

最大約20倍に拡大して根管治療や精密な処置

安全滅菌・感染対策

器具は使用ごとに洗浄・包装・滅菌

2027年1月〜口腔内スキャナー

型取りに代わり、歯列をデジタルで記録

検討中レーザー

導入が決まり次第、掲載します

DENTAL CT

歯科用CT「NAOMI-CT neo」Lパネル(アールエフ)

歯科用CT NAOMI-CT neo Lパネル(アールエフ)

通常のレントゲン(パノラマ・デンタル)は、立体を1枚の平面に写した影絵のような画像です。歯科用CTでは3Dの画像を断面ごとに確認できるため、骨の厚みや神経までの距離、病巣の広がりを把握したうえで治療計画を立てられます。

  • 座ったまま撮影でき、パノラマ撮影と同じ装置で行えます
  • 撮影後すぐに、診療室のモニターで3D画像をご覧いただけます
レントゲン(平面) CT(断面) 根と神経が重なって見える 下顎管 距離 位置関係・距離が分かる 神経・血管の通り道(下顎管) 歯 顎の骨
レントゲンとCTの見え方の違い(模式図)

Lパネル:1回の撮影で上下の顎全体を撮影

Lパネルの撮影範囲

大型のセンサーパネルにより、上顎洞から下顎の下縁まで、歯科治療に必要な範囲を1回で撮影できます。標準のMパネルでは上下2回に分けて撮影していた範囲が1回で済むため、メーカー資料では被ばく量を約半分に抑えられるとされています。

図:赤枠=Lパネルの撮影範囲、青枠=標準Mパネルの撮影範囲(アールエフ資料より)

CTを活用する主な場面

インプラント

骨の高さ・幅、神経や上顎洞までの距離を計測し、埋入位置をシミュレーション

親知らずの抜歯

下顎管(神経・血管)との位置関係や骨の厚さを立体的に確認

根管治療・歯周病

根の先の病巣、骨の欠損、根の破折の診断

矯正・小児

埋伏歯・過剰歯の位置と向きの把握

CTで分かること(症例画像)

親知らずと下顎管の位置関係親知らずと神経の位置関係

パノラマでは重なって見える根と下顎管も、CTでは距離や周囲の骨の厚さまで確認できます。

断面表示での距離計測神経までの距離を計測

断面表示で、根と下顎管の距離をミリ単位で計測し、抜歯の難しさを事前に判断します。

小児の埋伏過剰歯小児の埋伏過剰歯

過剰歯の位置と向きを立体的に把握し、骨を削る範囲をできるだけ小さくする計画を立てます。

パノラマで見えない病巣パノラマで見えない病巣

長く続いた痛みの原因が、隣の歯の根の周りの骨欠損だったケース。断面像で原因の歯を特定しました。

※症例画像は株式会社アールエフの資料より(各提供医院の症例)

被ばくについて
歯科用CTの被ばく量は医科用CTより少なく、当院では診断・治療計画に必要と判断した場合にのみ、目的をご説明してから撮影します。妊娠中・妊娠の可能性がある方は事前にお申し出ください。
保険適用について
親知らず(埋伏智歯)と下顎管の位置関係の確認、顎関節症、病巣の広がりの診断など、一定の条件を満たす場合は健康保険が適用されます。インプラント治療のための精密検査(CT・パノラマ・口腔内写真など)は自費診療(11,000円・税込)です。
MICROSCOPE

歯科用マイクロスコープ「アレグラ」(ヨシダ)

歯科用マイクロスコープ アレグラ(ヨシダ)

治療部位を拡大・照明しながら処置を行う顕微鏡です。根管治療、精密なむし歯治療、歯周外科、インプラント手術、被せ物の適合確認などに使用します。

保険診療でも、拡大して見ることが治療の質に関わると判断した場面では使用します。
  • 5段階の変倍(2・4・8・16・24)、総合倍率 約1.3〜20.7倍(メーカー公表値)
  • 電動フォーカスで、奥歯や根管の中にもピントを合わせやすい
  • 明るいLED光源と高解像度のレンズ
  • 治療中の映像を記録し、画面でご説明できます

変倍段階による見え方の違い

※数字は変倍段階の表示です。実際の総合倍率は約1.3〜20.7倍です(メーカー公表値)。

マイクロスコープ 変倍4の視野変倍 4お口全体・噛み合わせ
マイクロスコープ 変倍8の視野変倍 8歯1本・被せ物の適合
マイクロスコープ 変倍16の視野変倍 16歯と歯ぐきの境目
マイクロスコープ 変倍24の視野変倍 24根管の入口・ひび

マイクロスコープを使った根管治療

むし歯・感染の把握1. 感染部分の確認

むし歯の取り残しや根管の入口、細い根管やひびを拡大して確認します。

ラバーダム防湿下での処置2. ラバーダム下で清掃

ゴムのシートで歯を唾液から隔離し、根管の清掃・消毒を行います。

清掃後の根管を確認3. 清掃後を確認して封鎖

汚れが取り切れたかを拡大して確認してから、根管を封鎖します。

※写真は株式会社ヨシダの製品資料より

GUIDED SURGERY

サージカルガイドシステム

CTの骨のデータと歯型のデータを重ね合わせ、インプラントを入れる位置をコンピュータ上で計画します。計画をもとに製作したガイドを使うことで、神経や上顎洞との位置関係、最終的な被せ物の位置まで考えた手術を進めやすくなります。

CT(骨の3Dデータ)+歯型のデータ›PC上で計画›ガイド製作›手術

口腔内スキャナーの導入(2027年1月予定)までは、歯型は従来の模型データを使用します。ガイドは症例に応じて使い分け、すべての手術で使用するわけではありません。

デジタルガイドを使ったフラップレス手術

デジタルガイドを使うことで、歯ぐきを切り開かず(フラップを開かず)に、インプラントを埋め込める場合があります。歯ぐきを切開する方法と比べて身体への負担が少なく、術後の腫れや痛みを抑えやすいとされています。歯ぐきを縫い合わせる必要がないことも多くあります。
骨の量が十分にある場合には、インプラントを埋め込む手術方法のなかで、最も低侵襲な方法です。

※骨の量や歯ぐきの状態によってはフラップレスで行えず、切開が必要になる場合があります。フラップレスでも、インプラントを入れる部分の歯ぐきには小さな穴を開けます。

参考動画:デジタルガイドを使ったフラップレス手術の流れ

※インプラントメーカー(Dentium)が公開している紹介動画です(英語)。当院での実際の手術の様子ではありません。

IMPLANT SURGERY

インプラント治療の設備

インプラント手術では、ドリルの回転数や締め付ける力を数値で管理し、埋め込んだインプラントの安定度も数値で確認します。型取りは口腔内スキャナーで行う予定です。

インプラントモーター Surgic Pro2(ナカニシ)

インプラントモーター「Surgic Pro2」

製造販売元:株式会社ナカニシ(NSK)

  • インプラント手術で、ドリルの回転数と締め付ける力(トルク)をコントロールする装置です
  • ハンドピースごとの誤差を補正する機能(AHC)で、設定したトルクを保ちます
  • 回転数やトルクのデータを記録できます

安定度の測定(AnyCheck・Osseo 100+)

埋め込んだインプラントが骨にどの程度しっかり固定されているかを、数値で確認します。

AnyCheck(ネオバイオテック)
AnyCheck
Osseo 100+(ナカニシ)
Osseo 100+
  • AnyCheck(ネオバイオテック):インプラントを軽くたたいて安定度を測定します
  • Osseo 100+(ナカニシ):インプラントの安定度をISQ値で測定します。Surgic Pro2と連携し、測定値を手術データと一緒に保存できます

型取りは口腔内スキャナーで

2027年1月の口腔内スキャナー導入後は、シリコンなどの型取り材は使わず、口腔内スキャナーで歯やインプラントの位置をデジタルデータとして記録します。

  • 型取り材を口の中で固める必要がありません
  • データで保存するため、石膏模型の変形などの影響を受けにくくなります

※機器の使用の有無や使用する場面は、患者さまのお口の状態によって異なります。

STERILIZATION

滅菌・感染対策

治療に使う器具は、患者さまごとに洗浄・包装し、専用の滅菌器で滅菌してから使用します。

使用›洗浄›包装›滅菌›保管›次の患者さまへ
FOR DENTISTS

他院からのCT撮影のご依頼(歯科医療機関の先生方へ)

NAOMI-CT neo Lパネルで、上顎洞から下顎下縁までの全顎を撮影します。

CT撮影(上下顎・全顎)22,000円
DICOMデータ CD-ROM作成ビューワ同梱・撮影後2日以内2,200円/枚
クラウドでのデータお渡しご指定のメールアドレスへ送付・撮影後2日以内1,100円
読影レポート(オプション)日本口腔外科学会認定医による所見書5,500円
撮影当日のデータお渡し(お急ぎ)+3,300円

金額はすべて税込です。合計例:撮影+クラウド 23,100円/撮影+CD-ROM+読影レポート 29,700円

ご依頼の流れ

  1. お電話またはメールでご予約ください(患者さまご本人からのご予約も可能です)。
  2. 「CT撮影依頼書」に撮影目的・部位・妊娠の有無・体内金属の有無をご記入のうえ、患者さまにご持参いただきます。
  3. ご来院・撮影(受付から約20〜30分)。
  4. データのお渡しは撮影後2日以内、読影レポートは3診療日以内にお送りします。
CT撮影依頼書(PDF)をダウンロード
・他院からのご依頼による撮影は自由診療です。保険適用疾患(埋伏智歯・顎関節症・病巣の広がりなど)に該当する場合はご相談ください。
・撮影のみのご依頼では、読影・診断は依頼元の先生にお願いしています。
・明らかな偶発所見を認めた場合は、依頼元の先生へご連絡します。
・データ形式はDICOMです。撮影範囲はLパネル(上下顎全体)のみです。
・妊娠中または妊娠の可能性がある方は、撮影をお受けできない場合があります。

設備を使った検査・治療について、お気軽にご相談ください。

相談・予約について 歯科ドック(お口全体の精密検査)

診療 9:00〜13:00/14:00〜18:00(最終受付17:00)/休診 日・木(祝日のある週は木曜診療)
※電話番号は開院時に掲載します